「古代史謎解き紀行」Ⅳ(瀬戸内編)関裕二著 日本古代史を見ると、今まで九州か畿内かでしか論じられてこなかったと著者は嘆いているし、瀬戸内地方の方々も同じ意見を持っているようである。この本から関門海峡、瀬戸内海を支配することが、どれほど日本古代史にとって重要なことであったかが具体的に解ります。関氏の概刊著書「物部氏の正体」などから、瀬戸内海や関門海峡の重要性は論じられていました… トラックバック:0 コメント:0 2007年05月05日 続きを読むread more
「かごめ歌の暗号」(わらべ遊びに隠された古代史の闇)関裕二著 関裕二氏の著書には毎回感動と興奮を抱きながらの読了となってきました。今回も素晴らしかった。細かなことを書こうとすると、言葉の定義をしっかり記していかないと誤解を招くので、意図的に漠然とした表現で書きたいと思います。 神話、わらべ歌、このように「日本書紀」などの日本正史に間接的にしか登場しない架空の物語が、実は最も重要な事柄であ… トラックバック:0 コメント:3 2007年04月26日 続きを読むread more
「日本を不幸にした藤原一族の謎」(律令制度をなぜ導入しようとしたか)★★★★ 律令制度はもともと中国の隋や唐で生まれて発展した法制度で、これを大和朝廷が学び取って導入しようと考えた訳だが、如何にして日本の土地を管理し、藤原氏の利益とするか、その一点のために導入されてきたのが良く解ります。関氏は律令制度の「律」と「令」の理念など詳しく考察されています。そして今までの関氏の概刊著書を総まとめしていました。 … トラックバック:0 コメント:0 2007年03月21日 続きを読むread more
「物部氏の正体」関裕二著★★★★(三氏の関係、鉄の争奪戦、瀬戸内海の制海権争い) 待ちに待ったこの「物部氏の正体」が出た。シリーズで出版されてきた同著者の藤原氏、蘇我氏から、日本古代の歴史にはもっと隠された真実があり、ドラマチックであり、呪い、祟りの歴史であったのを繰り返して学んできました。前作にもこの物部氏は多く引用されていましたが、この本からさらに具体的な事柄を知ることが出来た。 まず、関氏は彼の執筆さ… トラックバック:0 コメント:0 2006年10月04日 続きを読むread more
「海峡を往還する神々」関裕二★★★★ 日本と韓国を渡り歩く神々を学んで、とても充実した読了感でいます。先日読んだ三部作の「古代史謎解き紀行」の前に刊行されたものですが、記述が具体的でしかも推論部分もいくつものベクトルを踏まえ、その矢印の向かうところを突き止めていた。このブログにて関氏の結論を書いてもいいのですが、ここは伏せておきます。そうだな、ワーグナーの「神々の黄昏」… トラックバック:0 コメント:0 2006年07月22日 続きを読むread more
古代史謎解き紀行Ⅲ・九州邪馬台国編・関裕二★★★★★ 第三巻を読了して、まるで一大日本叙事詩を読んだ思いでいます。そういえばホメロス「オデュッセイア」読了時にも似た印象です。神話の世界と歴史書の違いは一体どのようなものだと思われますか?実は歴史に出来ないこと、したくない、歴史として認めたくないことを、また逆に願望を神話として作り上げ、正史には都合のいいことを記述する。このことが日本古代… トラックバック:0 コメント:2 2006年07月14日 続きを読むread more
古代史謎解き紀行Ⅱ・出雲編、関裕二著★★★★★ これも唸りました。興奮しました。あまりに刺激的で感動的でこれをまとめるのは至難の業であります。今回は全体的なことを全く小生の思うまま記したいと思います。 今度は出雲が舞台となります。まとめると、関氏がなにか高次方程式の解を説いているように思えました。藤原、蘇我、物部、神話、鉄、森林、これらのものが互いに絡み合いながら、0以上の… トラックバック:0 コメント:0 2006年07月12日 続きを読むread more
ヤマト編・その4 長屋王の一件でも藤原氏のあこぎな手口が数々行われる。ところが長屋王が亡くなって疫病(天然痘)が流行。藤原四兄弟が次々に死亡。いわゆる「長屋王の祟り」とされた。やましいところが無ければ決してこうは思わないだろう。しかし藤原は密かに嘘の密告をし長屋王に疑惑をかけ自害に追い込んだ。悪の張本人が身内の立て続く急死を前に怯えないわけがない。そして… トラックバック:0 コメント:0 2006年07月08日 続きを読むread more
ヤマト編・その3 世界最高水準に達していた仏教美術のなかで、法隆寺は日本の美の原点であり、しかも到達点でもあると関氏は美術論を展開する。大陸の中国、朝鮮では陶器をはじめ美術品は左右対称、正方形の礎石など均整を重視しているのに対し、日本では、均整の中にもその素材本来が生まれながらに持っていた形を出来るだけ崩さずそっと忍ばせているという。それが法隆寺の礎石で… トラックバック:0 コメント:0 2006年07月08日 続きを読むread more
ヤマト編・その2 正史とは、正しい歴史が残されているという意味ではない。時の政権が記した「政権の正式見解」を意味している、と関氏はいう。 今まで梅原猛氏、井沢元彦氏、そして関氏の歴史観を学ぶなかで、活字には出来ないもの、すなわち怨霊、祟りといったものを歴史の中でどのように捉えていくかをみてきた。旧来の日本史にはこのアプローチが無かったし通用しなかっ… トラックバック:0 コメント:0 2006年07月08日 続きを読むread more
古代史謎解き紀行Ⅰヤマト編・関裕二★★★★★ いまこの古代史謎解き紀行を読了して、小生の心にあるのは古代に対する憧憬である。歴史的新事実に心ときめくのは勿論のことですが、日本古来からある怨霊、鬼思想、技術を結集して造られた建築物、縄文から続くアニミズム思想、これらは実は現代まで我々日本人の細胞にしっかり残っているのだが日常気づくことは希である。先進国の中で多神教であるのは日本だ… トラックバック:0 コメント:0 2006年07月07日 続きを読むread more
藤原氏の正体・関裕二★★★★★ 日本史のタブーとは一体なんだろう。これを読むまでは天皇家の歴史だと思っていた。恥ずかしながら小生は学生時代、日本史が大嫌いで単なる記憶大会のようなこの科目に嫌悪感を抱いていた。さらに教師もつまらない授業をしていた。関氏の歴史シリーズは我が輩のようなサボり癖を持つ学生に対し、今改めて歴史に取り組まんとする曙光を与えてくれる。 藤… トラックバック:0 コメント:0 2006年07月01日 続きを読むread more
天孫降臨の謎・関裕二★★★ 天孫降臨については、古事記を読んで以来、梅原猛氏の著作を通して親しんできた。九州の日向をはじめとして、天孫降臨の場所を特定する諸説がにぎわいを見せてきた。ただギリシャ神話のようにあくまで神話として片付けることも出来るのだが、地名をはじめとするさまざまな地理的、遺跡証拠を前にする時、神話の世界で終わらせることがとても残念に思えてくる。… トラックバック:0 コメント:1 2006年06月30日 続きを読むread more
日本書紀・塗り替えられた古代史の謎・関裕二★★★ 関裕二氏の古代史著作は大体読みましたが、そのどれも大変感銘を受けるものでした。これはただ単に趣味としての古代史勉強というよりも、現代、未来、そして自分の生き方に対して多くの意義深い示唆を与えてくれる教養の一つだと思います。 関氏は文頭でこんなことを述べています。 「毎朝、テレビのニュースを見て新聞に目を通していれば、世の… トラックバック:0 コメント:0 2006年06月30日 続きを読むread more