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zoom RSS クロアチアのザグレブから・10月10日

<<   作成日時 : 2010/10/11 02:44   >>

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今日はリュブリナから車で2時間のところにあるクロアチアの首都ザグレブに行ってきました。今滞在しているエリアはこの季節、朝には濃い霧が立ち込めてまったく景色が見えない。そういえば古代ローマ時代も、戦争時には濃い霧を味方につけた戦法を行っていたのを今思い出します。

昼近くになってやっと霧が晴れてザグレブに入り、いわゆる「地球の歩き方」にあるお決まりコースを同行したメンバーと共に見学しました。半日もあれば旧市街は見学出来ますし、そのほとんどはキリスト教のものです。ただ、私が興味を惹かれたのは、キリスト教の建物よりもオスマントルコ軍侵入を防ぐために立てた城壁や、さまざまな建築様式で彩られた旧市街地の雰囲気です。まるでオペラの舞台セットのお手本になるようなロケーションがあちこちにあって、きっと演出家がこの街を歩いたらいろんなアイディアが浮かび上がるのだろうなと感じられました。

さらに、時はゆったりと流れていて、人々は午後にオープンカフェでお茶をしている。広場のちょっと高級なカフェに入りましたが、そこで働くウエイターは歩き方から始まって給仕全ての所作が美しい。日本ってこんな空間や時間があっただろうかと思ったし、今日一日歩いた後でいろいろと考えると、日本のいろんなものが、薄く作られているように感じました。この表現わかりますか?薄いんです。なんでもないカフェでの景色、なんでもない裏道の佇まい。お茶している人々の余裕、街角に立っている人の絵になる姿、つい最近まで西洋的なるものには全般的に拒否反応を持っていましたが、今回は以外にも魅力を結構感じております。それは、そう思想ではなく、こちらの人々がどう生活していて豊かに時間を楽しんでいるかということなのです。

帰りの高速道路から見える小さな村々には教会があり、山はほんのり紅葉に染まっている。ベートーベンの交響曲第6番「田園」のモチーフは旧ユーゴスラヴィアの人々の民謡であるのをバルトークの論文から知ったのを思い出すと、こちらの村々のかわいらしい姿と、スロヴェニア語の響き、そして快晴の空、遠くにはアルプスがかすかに見えること全てが、控えめではあるが深い感動を私にもたらしてくれます。一言で言うならば「調和」の中に全てがあるように思えます。

最後に、旧ユーゴスラビアは西のスロヴェニアは治安がいいものの段々東に行くにしたがって不安定になるのはザグレブを見ていて感じました。自然や人々は素晴らしい。ただ問題なのは「政治」なのですね。

この写真は旧市街地にある聖マルコ教会です。この教会は美しい屋根が特徴で、大きく2つの紋章がデザインされているのだそうです。それはクロアチア王国、ダルマチア地方、スラヴォニア地方を表す紋章、そしてザグレブ市の紋章でだそうです。ただ、これを見たときの第一印象は魔女が作ったお菓子の家かと思いました。ちょっとしたイロニーを込めて。。。










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